つきしろ

Guide

命式計算アルゴリズム

生年月日と時刻から、命式の四柱 (年柱・月柱・日柱・時柱)、通変星、十二運、 大運までを、どのような手順で算出しているかを段階的に公開します。 計算ロジックは全てオープンな Node.js の TypeScript パッケージ (@tsukishiro/koyomi) に実装されており、 テスト済みの検算フィクスチャで精度を担保しています。

1. 年柱

年柱は「立春」を境に切り替わります。1 月〜 2 月上旬生まれの場合、 立春の節入り時刻より前なら前年扱いとなります。つきしろは国立天文台の暦要項ベースの分単位精度データを内蔵しており、 正確な節入り時刻で判定します。

年干支は 60 干支の循環で、2000 年 (庚辰) を基準に前後に展開して算出します。

2. 月柱

月支は 12 の節入り (立春・啓蟄・清明・立夏・芒種・小暑・立秋・白露・寒露・ 立冬・大雪・小寒) で切り替わり、寅月から始まる 12 支の連番となります。 月干は年干から五虎遁 (ごことん)の法則で決定します:

年干寅月の月干
甲・己
乙・庚
丙・辛
丁・壬
戊・癸

寅月の月干が決まれば、以降の月は 10 干の循環で自動的に決まります。

3. 日柱

日柱は 60 日を 1 周期とする六十干支の連続循環で算出します。つきしろでは基準日 (アンカー) として 2000 年 1 月 7 日 = 甲子日を採用し、そこからのユリウス日差分を 60 で割った剰余で干支を決定します。

日境界の扱いは 0 時としており、23 時台生まれも当日扱いです。

4. 時柱

時刻は 2 時間ごとの 12 区分 (子刻 23:00–1:00、丑刻 1:00–3:00…) で 地支を決定します。時干は日干から五鼠遁 (ごそとん)で 算出します。

時刻が入力されない場合、時柱は算出せず、他の三柱で命式を扱います。 地方時補正・均時差補正は Phase 1 では行っていません (詳細は流派・採用方針を参照)。

5. 蔵干

地支の蔵干は月律分野方式を採用しています。月支のみ 節入り後の経過日数で余気 (0-10 日) → 中気 (11-20 日) → 本気 (21 日以降) を切り替え、年柱・日柱・時柱の地支は本気の蔵干を用います。

6. 通変星

通変星は日主 (日柱の天干) から見た他の天干との五行関係で 10 種の星に 分類されます。同じ五行なら比肩/劫財、日主が生む五行なら食神/傷官、 日主が剋する五行なら偏財/正財、日主を剋する五行なら偏官/正官、 日主を生む五行なら偏印/印綬。陰陽が同じか異なるかで前者/後者に分かれます。

7. 十二運

十二運は日主と地支の組み合わせから、気の盛衰 12 段階のどこに位置するかを 決定します。日主が陽干か陰干かで進行方向が変わり (陽干は順行、陰干は逆行)、 月柱・年柱・日柱・時柱それぞれの地支について十二運を算出します。

8. 大運

大運は 10 年ごとに巡ってくる運気の期間で、月柱を起点に前後に展開します。 進行方向は年干の陰陽と性別の組み合わせで決まります:

立運 (最初の大運が始まる年齢) は、生日から次 (順行時) または前 (逆行時) の節入りまでの日数を 3 で割った値を四捨五入して算出します (最低 1 歳)。

各大運区間の干支に対して、日主基準の通変星と十二運を計算し、 人生グラフの点として可視化します。谷の呼称は中立語彙 (「充電期」等) で 置き換え、朱色などの警戒色は使いません。

検算

上記の全ステップは @tsukishiro/koyomiパッケージのユニットテスト (500 件以上) で検証されています。特に節入り 境界・23 時台・うるう年・年跨ぎ等のエッジケースについては、市販の 四柱推命ツールと突合したフィクスチャで精度を担保しています。

計算結果に不明点があれば、お問い合わせから 具体的な生年月日と結果を添えてご連絡ください。