60 干支
乙卯(きのとのう)
乙卯の人 — しなやかに、しかし揺るがずに
性格
乙卯は、春の野に広がる草花の象意を持つ。陰木が重なることで、柔らかさと粘りが濃く滲み出る型となる。嵐に倒れそうで倒れない草のしなりのように、環境に順応しながらも自分の向かう先を静かに手放さない。表から場を動かす力より、傍らで調和を保ちながら持続する力が持ち味。時間をかけて花を開かせていく——それがこの干支の本領が澄む姿。
恋愛
相手のリズムに寄り添いながら、自分の色は静かに根ざしているタイプ。草花が日ざしの方へそっと向きを変えるように、細やかな気遣いが日々の中に自然と滲み出る。派手な言葉より、ともに過ごした時間が積み重なるほど信頼の芽が育ちやすい。折々に自分の気持ちも言葉にすると、関係の巡りがさらに整っていく。
仕事
対人の調整や、チーム内の潤滑、長期にわたる育成が問われる場で持ち味が発揮されやすい。変化の多い環境でも、草が根を張るように方向を保ち続ける力が働く。専門技術・長期育成型の役割と重なるとき、この気質は安定した実りを育てていく。力を注ぐほど熱が入りやすい面もあるため、区切りを意識して休息を設けると、長い持続力がより整う。